「決済」と「決裁」の違いは?|クレジットカードは「決済」、部長の承認は「決裁」

もう迷わない 漢字のチョイス

「決済」と「決裁」、どっちで書く?

みなさんは、カードの決済日を把握していますか? 給与振込口座にひもづけてあれば安心ですが、それ以外だとうっかりしがちなので、残高不足にならないように注意したいですよね。

実はこの「けっさい」は「決裁」もあるのをご存じですか? 組織で働いていれば当たり前のことかもしれませんね。

決済……代金の支払いや精算を完了させること
決裁……権限のある人が内容を判断すること

でも、基本的なことだからこそ仕事では正しく使いたいものです。この機会に違いを確認しておきましょう。用例をたくさん入れていますので、ささっと目を通してくださいね。

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「決済」の意味と使い方

「決済」とは、代金の支払いや精算を完了させることに使います。「済」は「終わる」とか「片付く」という意味ですね。

昔は現金払いが中心でしたが、今では「キャッシュレス決済」「電子決済」「オンライン決済」などの言葉もよく目にしますから、「決済」はすっかり身近な熟語になりました。

「支払い」はお金を渡す行為のことですが、「決済」は代金のやり取りを完了させる処理に注目した言い方になります。

「決済」の方法の例
・現金
・クレジットカード
・電子マネー(交通系ICやiDなど)
・QRコード・バーコード決済(PayPayやd払いなど)
・銀行振込 など

(「決済」の用例
・コンビニでスマホ決済を利用した。
・クレジットカードで決済した。
・オンライン決済に対応している。
・ネット通販では複数の決済方法から選べる。
・決済が完了すると確認メールが届く。
・クレジットカードの決済日は毎月27日だ。

「決裁」の意味と使い方

一方、「決裁」とは、権限を持つ人が内容を確認して、可否の判断をすることです。「裁」の漢字は「判断する」とか「処理する」という意味ですから、「これでいいかどうかの判断を求めること」ですね。家庭では使いませんが、会社や役所で日常的に用いられる言葉です。

例えば、下のようなものは上司や責任者の決裁を受けることがあります。以前は押印による決裁が一般的でしたが、最近では電子決裁システムを利用する企業も増えています。

「決裁」を求める例
・稟議書
・契約書
・見積書
・出張申請
・経費精算
・有給休暇の申請

「決裁」の用例
・部長の決裁を受けて契約した。
・社長決裁が必要な案件だ。
・決裁が下りるまで発注できない。
・最終的には、決裁権を持つ役員が決める。
・申請した案件は決裁の結果、承認された。
・この企画は決裁の結果、見送られることになった。

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問題文で確認してみよう

簡単に確認してみましょう。(  )に入るのはどちらの「けっさい」でしょうか。

・社長の(  )を受けてください。→(決裁
・現金よりカード(  )がいいよ。→(決済
・(  )方法を選んでください。→(決済
・やっと上司の(  )が下りた。(決裁

もう少し実践的な例も見てみましょう。

・備品を買うには、まず部長の(  )が必要だ。→(決裁
・注文はしたが、まだ(  )が済んでいない。→(決済

お金に関するものなら「決済」、実行してよいかどうかを判断するものなら「決裁」ですから、これでバッチリですね。

まとめ

「決済」と「決裁」、どちらも「けっさい」ですが、意味は大きく異なります。

決済……代金の支払いを済ませて精算すること
決裁……権限を持つ人が内容を判断し、許可・承認すること

覚え方に迷ったら、お金が動くなら「決済」許可が出るなら「決裁」を思い出してくださいね。

漢字の意味まで理解しておくと、仕事でも日常生活でも自信を持って使い分けられるようになりますね。毎日のお仕事に生かしていただけたらうれしいです。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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