「準優勝」と「准教授」の謎
「準優勝」や「準決勝」「準グランプリ」など、「準」のつくものはとても多いですし、なじみもありますよね。でも、「准教授」は「准」を用います。
どちらもニュアンスとしては近く感じますが、どうして「準教授」ではないのか疑問に思ったことはありませんか?
今回は「準」と「准」の違いをわかりやすくまとめてみたいと思います!
「準」の意味と使い方
「準」は「本来のものには及ばないが、それに準ずる」という意味で、日常語からスポーツ、法律用語まで、とにかく「準」の出番は幅広いのが特徴です。
・準優勝
・準決勝
・準グランプリ
・準急(準急行)
・準公務員(みなし公務員)
・準備・準拠・準用
「准」の意味と使い方
一方の「准」は、「ある資格や地位に準じて、その職務を行うことを認められたもの」のことで、役職名や資格の名前として用いられています。
・准教授
・准看護師
・准尉
「准教授」はどうして「准」なの?
「準」と「准」は古くから関係の深い漢字で、意味も重なっていますが、日本においては、「準じる」なら「準」、「地位」は「准」というように、あえて使い分けているんですね。
どうして「助教授」から「准教授(&助教)」に呼称が変更になったかというと、教授の補佐役ではなく、教育・研究を担当する独立した教員であることから「准教授」に変更されたようですよ。
「批准」ってどういう意味?
これまで紹介した「準」や「准」は「本来のものに準じる」という意味でしたが、「批准」だけが少し性格が異なります。
「批准」とは「条約などを国が最終的・正式に承認すること」で、この場合の「批」は「可否を決める」、「准」は「許可する・認める」という意味なんです。このように、「批准」の「准」だけが異なった意味で使われているんですね。
まとめ
「準」と「准」は古くから関係の深い漢字で、意味も重なっています。そのため、現在は明確な使い分けのルールがあるわけではなく、慣用や制度上の経緯によって表記が定着しているものがほとんどです。
「批准」だけは例外ですが、それ以外はどちらかというと慣用や制度上の経緯によって定着した表記の違いというのが実情のようです。
ですから、一般的に「~に準じる」という意味では「準」が使われ、「准」は資格や職名など限られた語で用いられると覚えておくと区別しやすいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!







