はじめに
「かみがた」が乱れるというときは「髪形」でしょうか、「髪型」でしょうか。赤ちゃんの「あしがた」を記念に残すというときは「足形」でしょうか、「足型」でしょうか。食べ過ぎて乱れてしまったのは「体形」でしょうか、「体型」でしょうか。
「かた」というと「型」が思い浮かんでしまうものですが、「形」も「かた」と読みむために紛らわしいことがありますよね。
そこで今回は、意外と迷う「形」と「型」の使い分けをスッキリまとめてみました!
「形(かた)」の意味と使い方
「形」は外見にあらわれたかたちの意味で、実際にどのような形をしているかを示します。いわば「スタイル」や「フォーム」のことですね。かたちを写しとった「シルエット」のこともあります。「形」は、「かたち」そのもののことや、その人オリジナルのものに使います。
(スタイル/フォーム/シルエット)
・風で髪形が乱れる
・赤ちゃんの足形を取る
・かみつかれて歯形が残った
・ハート形のクッキーを焼く
・ひし形に切り抜く
・卵形の顔だちをしている
「型(かた)」の意味と使い方
「型」は、同じものを量産するための道具や、共通する特色によって分類できるものの場合に用います。つまり、「パターン」や「タイプ」や「モデル」のことで、「テンプレート」もそうですね。こちらはほかにも型があるのが特徴で、工業製品を生み出すための「金型」は、まさにパターン(型)の代表格ですね。
(パターン/タイプ/モデル)
・血液型を調べる
・古い型を破る
・型にはまる
・2026年型のPC
・肥満型と痩身型
・冬型の気圧配置
使い分けのポイント
○赤ちゃんの足の形を誕生記念に残す場合には「足形」をとりますが、靴を作るための木の型は「足型」です。
○かみつかれて残るのは「歯形」ですが、歯医者さんで歯の形を写しとって、それをもとに人工的な歯を作る場合には「歯型」です。
○クッキーがハートのかたちになっていたら「ハート形」ですが、生地をハートのかたちに型抜きする道具は「抜き型」になります。
○人それぞれの髪のかたちは「髪形」ですが、結婚式で用いる文金高島田のような場合のみ「髪型」を用います。
「体形」と「体型」について
「かた」ではなく「ケイ」になりますが、「体形」か「体型」もよく迷うのではないかと思います。体つきを類型として分類するなら「体型」で、「標準体型」や「肥満体型」などと用いますが、個人の体つきやスタイルのことであれば「体形」になって、「筋肉質な体形」や「豊満な体形」などと用います。「体形が崩れる」も「体形」です。
(体形の例)
・筋肉質な体形
・豊満な体形
・がっしりとした体形
・美しい体形をしている
・体形が崩れてしまった
(体型の例)
・標準体型
・肥満体型
・痩身型の体型
・A体とB体で体型を分ける
・体型によって気質を分類する
まとめ
・形そのものやその人オリジナルの「スタイル/フォーム/シルエット」の意味なら「形」にします。
・同じものを量産するための道具や、共通する特色によって分類できる「パターン/タイプ/モデル」の意味なら「型」にします。
・個人の体つきやスタイルのことであれば「体形」、体つきを類型として分類するなら「体型」を用います。
今回は「形」と「型」の使い分けについてまとめてみました。最後まで読んでくださってありがとうございました☆


