表記の基礎知識

表記の決まりごと

「ゆえ/故」の使い分け 「ゆえに/それゆえ」はひらがなにする理由は?

はじめに「ゆえ」というときに、ひらがなで「ゆえ」にするか、漢字で「故」にするか、ちょっと迷ったりしませんか? 好きに使えばいいといえば確かにそのとおりなんですが、広く一般の人に向けて発信する場合には表記の基準があるんですね。「故」というと、...
漢字かな以外の表記

記述記号(約物/符号)の使い方(2)使い方の原則

はじめに記事の(1)で記号の名称について触れましたが、この(2)の記事では、記号の基本的な使い方についてまとめてみたいと思います。ただ、記号はたくさん種類があって、用いられ方も一定していないところがありますので、必ずしもあらゆる表記辞書の統...
漢字かな以外の表記

記述記号(約物/符号)の使い方(1)各種記号の名称

はじめに文章を書くときに、文字だけではなく「記号」を用いますし、記号を用いずに書くと、とても読みにくくなってしまいます。記述記号のことを「符号」と呼んだり、印刷業界では「約物(やくもの)」といいますが、日常的に用いても、そもそも呼び方を知ら...
表記の決まりごと

「者」「物」「もの」「モノ」の使い分けはどうすればいいの?

「もの」にはいろいろなものがあります「もの」というときに、「者」「物」「もの」「モノ」があって、「者」は人のこと、「物」は物体のことだから簡単だと思っていても、いざ書こうとすると迷ってしまうことってありますよね。特に、「物悲しい」なのか「も...
表記の決まりごと

どうして「関わる」は漢字で「~にもかかわらず」はひらがななの?

「関わる」が漢字になったことの唯一の問題点現在用いられている常用漢字表は2010年に改訂されたものですが、その際に「関わる」が漢字で書けるようになりました。すっかり定着して、皆さん、「かかわる」は「関わる」と書くものと認識されていらっしゃる...
表記の決まりごと

「~のほう」は「方」なの? それとも「ほう」なの?

「方」と「ほう」の表記は悩ましい「~のほう」というときに、「方」と漢字で書くのか、それともひらがなで「ほう」にするのか、迷うことってありますよね。ふだん目にする文章でも実にさまざまに用いられていて判断に困ってしまいます。そこで今回は、それぞ...
漢字かな以外の表記

カタカナの表記(3)長音「ー」の扱い

長音「ー」の扱いは悩ましい(1)ではカタカナで表記するもの、(2)については表記の基本的なことを述べてきましたが、今回はカタカナ表記の長音に焦点を当ててみたいと思います。長音というのは、「アー」とか「イー」などと伸ばす音のことですが、この場...
漢字かな以外の表記

カタカナの表記(2)書き方の基本

外来語の表記の国の指針私たちが現在用いているカタカナ表記は、1991年に内閣告示として示された「外来語の表記」によるものです。このころから急激に日常的に使用する外国語が増えてきたので、日本語のカタカナ表記も更新しないと追いつかなくなったんで...
漢字かな以外の表記

カタカナの表記(1)概要

はじめに日本語は、漢字とひらがなのほかにカタカナを用いて表記するユニークな言語です。それにローマ字あるいはアルファベット、さらに記号も加わりますので、とても表現が多彩ですよね。外来語はカタカナで表記しますが、外来語以外にもカタカナにするもの...
表記の決まりごと

「従って」と「したがって」は書き分けたほうがいいの?

はじめに「したがう」というのは動詞ですから「従う」と書きますが、「したがって」というときは、動詞の連用形の「従って」のほかに、接続詞としての「したがって」がありますし、「~につれて」という意味の「したがって」もありますよね。これってどれも漢...
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