はじめに
友人や知人が結婚するというと、お相手の職業が気になる方もいらっしゃるかもしれません。社会的地位が高く、経済力のあるパートナーと結婚することを「玉の輿に乗る」と表現することがあります。また、それから派生して、「玉の輿を狙っている」とか、「逆玉の輿に乗った」などと言うこともあります。
でも、「玉の輿」とはどういうもので、なぜ「乗る」なのか不思議に思いませんか? そこで今回は「玉の輿」がどんなものなのかについて調べてみました。
「玉の輿」は現代風にいえば 高級車のこと
「玉の輿」の「玉」とは「玉のように美しい」という意味で、高級なことを表しています。「輿」というのは貴人用の乗り物のことです。つまり「玉の輿」とは、現代風にいえば「高級車」のことなんです。ただの高級車というよりリムジンのようなものでしょうか。
でも、どんな乗り物か見当がつきませんよね。そんなときは神輿(みこし)を思い浮かべるといいかもしれません。神様用の「輿」が「神輿」です。輿は、いわゆるお神輿のように肩に担ぐほか、手を下げて少し低い位置で持って運ぶタイプもあったようです。
「玉の輿に乗る」とはどういう意味?
「玉の輿に乗る」とは、「結婚することによって高級な輿に乗る身分を得る」というのが直接的な意味です。また、婚礼の日に、立派な輿を担いだ人が女性の家に迎えに来て、それに乗ってお嫁入りをすることから「玉の輿に乗る」が用いられるようになったとする説もあります。
もともとは「恵まれない境遇にある女性が、地位や財力がある人と結婚することによって幸せが約束される」という意味でしたが、近年では必ずしも「恵まれない境遇」でなくても、「ハイスペックな人と結婚する」というニュアンスで用いられています。
おわりに
「玉の輿」に乗った人がみんな幸せになったかどうかはわかりませんが、少なくても「幸せそう」に見えたのだと思います。今では性別を問わず、みんな自前で「輿」を用意できるようになりましたので、だんだん価値観も変わってきているかもしれません。どんな選択でも、自分がいいと思う道が一番ですね。
ちなみに「輿」の字は常用漢字ではないので、「こし」とひらがなにするか、漢字にする場合にはルビや読みがなを添えて用います。


