「つつましい」と「つましい」の違いは? どっちが大変?|美学か知恵かの使い分け

知りたかったモヤモヤ語

はじめに

「つましい」と「つつましい」は、「つ」が2つか1つかの違いで、見た目も似ていますし、意味も似ていて、ちょっと使い分けに迷ったりしませんか?

どちらもぜいたくをせず控えめに暮らしている様子が浮かびます。似ているということは、どちらを使ってもいいと思われるかもしれませんが、内容を知っていればきっと使い分けたくなるはずです。

今回は「つつましい」と「つましい」の意味の違いをまとめてみたいと思います。

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「つつましい」とはどんな意味?

つつましい:態度や行動が控えめで遠慮深いこと

「つつましい」は、漢字で書けば「慎ましい」と書きます。「つつましい」は、もともとは「気持ちをつつんで外に出さないこと」の意味なんですね。そこから「態度や行動が控えめで遠慮深いこと」の意味になりました。

「つましい」とはどんな意味?

つましい:ぜいたくをせず質素なこと

「つましい」は、漢字は「倹しい」と書きます。倹約の「倹」の字のとおり、「ぜいたくをせず質素だ」という意味です。

「つま」は「端」や「爪」と語源が同じで、指先ほどのわずかなものを指します。「つまむ」も少量を食べる/取る」という意味ですが、これも同じですね。つまり、「つましい」は、わずかなものを大切に節約して生活する倹約生活のことなんです。

「つつましく暮らす」と「つましく暮らす」はどっちが大変?

では、「つつましく暮らす」のと「つましく暮らす」のとではどちらが大変なのでしょうか。

「つつましい」は、どちらかとうと、お金の有無にかかわらず、自分を律している状態です。十分な資産があったとしても、見せびらかしたりぜいたくにおぼれたりせず、質素で上品な生活を選ぶことが「つつましく暮らす」です。

つまり、「つつましい」は「美学」としての生きざまなんですね。派手な暮らしもできるけれども、あえてそれをしないのが「つつましい」です。

一方、「つましい生活」は「倹約生活」のことで、「経済的な必要性」に焦点が当たっているのが特徴です。なんとかやりくりをして生活を成り立たせている、つまり、きちんと身の丈に合った生活をしているのが「つましく暮らす」です。

どちらが大変というのは決められませんが、「つつましい」のほうが経済的には余裕がありそうです。「つましい」は、切り詰めることで生活を成り立たせているイメージです。

つつましい
・彼は宝くじに当たったあともつつましく暮らしている。
・つつましい彼女の受け答えに育ちの良さを感じる。

つましい
・彼女は田舎に帰ってつましく暮らしているそうだ。
・退職してからというもの、つましい食生活ですよ。

まとめ

このように、「つつましい」と「つましい」では明確な意味の違いがありました。どちらも好感が持てる態度ですが、美学としての「つつましい」と、生活の工夫としての「つましい」をぜひ使い分けてみてくださいね。

つつましい:態度や行動が控えめで遠慮深いこと
つましい:ぜいたくをせず質素だ

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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