「つまり」は「要するに」で、「つまらない」だと「面白くない」になるのはどうして?

気になることば

はじめに

トイレを詰まらせたことはありますか? 私はあるんですが、とても慌てましたし、業者に依頼するまでとても困りました。トイレは「詰まらない」ほうがいいですよね。

でも、ひらがなの「つまらない」は「面白くない」という意味ですよね。どうして「つまらない」だと面白くなくなってしまうのでしょうか。ちょっと気になったので調べてみることにしました。

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動詞と名詞の「詰まる」はどんな意味?

「詰まる」はもともとは動詞です。すき間がないほどにいっぱいモノが詰まっていたり、パイプが詰まったり、コピー用紙が詰まったりします。これを名詞にして「詰まり」の形で用いることもあります。

お菓子がいっぱい詰まっているのはうれしいですが、トイレが詰まるのは困りますね。ほかには、予定が詰まったり、返事に詰まったりします。

また、「詰まる」には「短くなる」という意味もあって、洗濯したら丈が詰まったり、文書の行間が詰まっていて読みづらかったり、野球では「詰まった当たり」などと用います。

なぜ「つまり」が「要するに」になるの?

これが副詞の「つまり」になると意味が変わって、「結局」とか「要するに」という意味になります。これは動詞の「短くなる」という意味に少し似ていて、「短く言えば」ということですね。

・つまり、何が言いたいの?
・つまり、こういうことだよね。
・姉の夫、つまり義理の兄にあたります。

詰まるとどうなるかというと、それ以上先には進めなくなります。「どん詰まり」などといいますが、物事が行き着いた状態のことなので、そこで思考も止まります。それで「つまり」は「納得する」という意味になり、そこから「要するに」とか「結局」という意味になったんですね。

形容詞の「つまらない」だと「面白くない」になる

動詞の「詰まり」に打ち消しの助動詞の「ない」がくっついて「つまらない」になると、「面白くない」とか「くだらない」とか「価値がない」という意味になります。

・つまらない本だった。
・ゲームばかりでもつまらないよ。
・つまらないものですが、お受け取りください。

副詞の「つまり」は「納得する」という意味だと書きましたが、それを否定すると「納得できない」になります。納得できないのですから腑に落ちませんし、心も動きません。それで、「つまらない」は「おもしろくない」とか「価値がない」という意味になったと考えられています。

「くだらない」も「つまらない」ことです

同じような経緯をだとったものに「くだらない」があります。「下る」というのは、物事が滞りなくすらすら進むことなので、それを否定形にするとすらすら進まなくなることを表します。

そのため、「くだらない」も、「すらすら進まない」→「理屈に合わない」→「つまらない/価値がない」という意味になったと考えられています。

まとめ

今回は自分の疑問を解消するために調べてみましたが、私自身も深掘りをすることで、頭の中の「詰まり」が取れたような気持ちになりました。もしこの記事を読んで「なるほど!」と「詰まって(=納得して)」いただけたなら、これほどうれしいことはありません。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

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