表記の基礎知識

表記の決まりごと

「時」と「とき」の使い分けについて考えてみよう

ひらがなの「とき」と、漢字で書く「時」の使い分け 「とき」というのは、「時と場合による」とか「時は金なり」などと用いられますが、ひらがなで「とき」とすることもあります。「雨天のときは中止します」などの場合ですね。ここで明確にその違いを探って...
表記の決まりごと

ひらがなの「こと」と漢字の「事」の使い分け

「事」と漢字で書く場合と「こと」とにする違いは? 「こと」というのは、「事なかれ主義」とか「事あるごとに」などと漢字で用いられるほかに、「生きていくこと」のようにひらなで書く場合もとてもたくさんあります。明確にその違いを探っていくことにしま...
表記の決まりごと

「欲しい」と「ほしい」で役割が異なります

「欲しい」とする場合、「ほしい」とする場合 「ほしい」という表記ですが、「欲しい」と漢字にする場合と、「ほしい」とひらがなで表記する場合があります。漢字で書くのは「甘いものが欲しい」や「欲しかった本が手に入った」などですね。「ほしい」とひら...
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「頂く」と「いただく」の使い分けはどうすればいいの?

「頂く」と「いただく」の使い分けを確認しましょう 「いただく」の表記ですが、「頂く」と漢字にする場合と、「いただく」とひながなにする場合があります。漢字で書くのは「雪を頂く山」や「頂き物」などの場合で、「いただく」とひがなにするのは「来てい...
表記の決まりごと

「行く」と「いく」の使い分けはどうすればいいの?

「いく」とする場合、「行く」とする場合 「いく」という表記ですが、ある場所から離れる、移動する、進むという意味であれば「行く」と書きますよね。小学2年生で習いますから長く親しんでいる漢字です。ただ、「行く」と書かずに、あえて「いく」とひらが...
表記の決まりごと

「かもしれない」 「かも知れない」のどっち?

「かもしれない」は「かもしれない」とひらがなにします 「かもしれない」という表現はよく使いますよね。これは、「かも知れない」ではなく「かもしれない」と、すべてひらがなで表記します。 ・時が解決してくれるかもしれない。 ・それは間違いかもしれ...
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「通り」と「とおり」の使い分けはどうすればいいの?

「~のとおり」はひらがなで書きます 「~のとおり」というのはよく用いられる表現ですよね。「冒頭で申し上げたとおりです」「田中さんの意見のとおりにしましょう」「そのとおり!」などと用います。これは「とうり」ではなくて「とおり」なんですね。しか...
表記の決まりごと

「さまざま」と「様々」はどっちが正しいの?

「さまざま」も「様々」も、どちらの場合もあります 「さまざま」の扱いは公用文とマスコミ表記とで異なっていて、公用文では「様々」を採用していて、議事録もそれに準じています。一方、新聞表記・マスコミ表記では「さまざま」としています。ですから、ど...
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「など」と「等」の使い方を確認しましょう

「等(トウ)」は「など」と読まないことに注意してください 文書などを見ていると、よく「等」という字が使われています。抜けや漏れがないように、念のため「等」と入れておけば安心ですからね。 ・今年度の高齢者等居住改修工事の受付が開始された。 ・...
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「ほど」と「程」の使い分けはどうするの?

助詞や形式名詞はひらがな、名詞は漢字で書きます 「程(ほど)」は、「程」と漢字で書く場合と、「ほど」とひらがなで書く場合がありますよね。「2日ほど」など助詞や形式名詞の場合はひらがな、「程がある」など名詞の場合は漢字になるんです。具体的にど...