クリエーターになりたい人に見てほしいお仕事アニメ3選

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一億総クリエーターの時代の到来

今まさに一億総クリエーターの時代が到来しています。IT技術の伸展は、これまで一部の専門家や企業が担っていたものを一般の人々に開放してくれました。「好きな仕事で食べていけるのか」という問題は依然として立ちふさがっていますが、幸いにも「働き方改革」によって自分のために時間を費やすことができるようになりましたので、主たるなりわいではなかったとしても、好きに創作活動に打ち込んでチャンスをつかめるようになったんですね。

今回は、そんな胸の高鳴りを抑えきれない方に、クリエーターの仕事のことがよく理解できるアニメ作品をご紹介したいと思います。映画業界からは『映画大好きポンポさん』、アニメーション業界から『映像研には手を出すな』、そして漫画業界から『ルックバック』です。どれも本当に名作です。ぜひお楽しみください。

『映画大好きポンポさん』/不幸でよかった!

『映画大好きポンポさん』は映画業界のお話です。「ポンポさん」という名前が特徴的ですし、少し子どもっぽい感じのキャラクターになっていますが、紛れもなく大人のための傑作アニメです。

ポンポさんの本名はジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネットで、有名な映画プロデューサーの設定ですが、むしろ主役はジーン君というアシスタントです。彼がポンポさんに見込まれて映画を制作する過程が描かれていて、映画制作の苦労と喜びがぎっしり詰まった作品です。

ポンポさんがジーン君をアシスタントに選んだ理由がたまりません。それはズバリ「目に光がなかったから」なんですね。そして、「満たされた人間はものの考え方が浅くなる」とか、「幸福は創造の敵」とまで断言します。まさに「不幸でよかった!」と叫びたくなる作品です。

『映像研には手を出すな』』/アニメーションは設定が命!

『映像研には手を出すな』は高校の部活のお話ですので、厳密には「お仕事アニメ」ではありませんが、予算を獲得すること、何がなんでも納期に間に合わせること、寝食を惜しんで作品に打ち込むこと、そして制作だけでなく宣伝が重要であることなど、まさに業界の縮図そのものです。

『映像研』は「設定こそ命」という観点で物語が展開していきます。キャラクターよりも設定で作品のよしあしがが決まるんですね。この作品は現実世界と空想世界の境界をなくして、自分で描いた設定の中に主役の3人が入り込んでいく描写が特徴で、アニメーションならではの表現の世界を堪能できます。これはすごい!

アニメーション制作のためにはたくさんの人の手を借りなければならず、人間関係が苦手だなどと言っていられないのが現実です。主人公の浅草みどりも対人関係が苦手ですが、なんとかなるものだとかなり勇気づけられます。作品自体は少し前のものですが、設定は2050年代の近未来です。ぜひご覧ください。

『ルックバック』/とにかく描け!

『ルックバック』をお仕事アニメにするのは不謹慎かもしれませんが、あえてお仕事アニメに入れたいと思います。こちらは漫画の世界ですが、絵が上手な小学生の女子2人が出会い、協力して漫画雑誌のコンテストに応募し、やがて手腕が認められてデビューする様子が描かれています。

その後、片方はプロの漫画家に、もう片方は美大に進学して絵を学んでいるところでとても悲しい事件が起こってしまいますが、これがもう一つのテーマになっていて、私たちに問題を提起しているとても重厚な作品です。

この作品で目を見張るのは圧倒的な練習量です。やはり一流になる人は、それに見合う努力をしているのだと再確認させられます。セリフと登場人物が厳選され、視覚によって時間や感情を表現するあたり、お見事というほかありません。

まとめ

今回は、「クリエーターになりたい人は見ておいたほうがいいと思うお仕事アニメ」を3作品ご紹介しました。アニメ作品はシーズンごとにたくさん登場し、どの作品も制作サイドの労苦が結集しているものですが、やはり何年たっても色あせない作品は限られてくるように思います。

今回ご紹介した作品は何年たとうが色あせないだろうと思いますし、実際にそうなっています。アニメを楽しみながら、クリエーターとしての知識を得たり、業界のことを垣間見れものになっていますので、ものづくりや表現活動に興味のある方にはぜひご覧いただければと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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